目次
2024年全豪オープンテニスの概要
開催期間:2024年1月14日(日)~28日(日)
開催地:オーストラリア・メルボルン
賞金総額:7650万豪ドル(2023年) 約69億6150万円
優勝賞金:男女ともシングルス297万5千豪ドル(2023年) 約2億7072万5千円
ドロー数:男女シングルス共に128、ダブルス64
サーフェイス:ハードコート
テレビ放送:WOWOWで放送
2024年全豪オープンテニスは、2024年1月14日(日)から28日(日)までの15日間に渡って開催されます。2023年までは14日間でしたので開催期間が1日増えます。これにともない試合数が多い1回戦が2日間から3日間に変更になります。近年は試合時間が長くなり深夜の試合終了が多く選手とファンの負担を軽減するためとのこです。
大会の形式は、シングルス、ダブルス、ミックスダブルスの3種目で行われ、男女各部門で優勝者を決定します。また、車いすテニスのシングルス、ダブルス、ジュニアのシングルス、ダブルス、混合ダブルスも行われます。
注目選手
男子シングルス
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
ラファエル・ナダル(スペイン)
アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)
カルロス・アルカラス(スペイン)
ジョコビッチ選手は全豪10度優勝しており相性の良い大会です。
2023年も優勝しているので連覇かも注目です。
ジョコビッチ選手のライバルのナダル選手の復活なるかにも注目です。
若手の選手では、2023年のウインブルドン優勝者のアルカラス選手やマスターズ優勝アレクサンダー・ズベレフ選手も注目です。
2024年全豪大会は、ランキングTOP4が優勝でしょうか。それともTOP4以外の選手が優勝すのか。見ごたえのある熱戦になることでしょう。
男子ATPランキングTOP10(2023年11月)
順位 | 選手名 |
1位 | ノバク・ジョコビッチ(セルビア) |
2位 | カルロス・アルカラス(スペイン) |
3位 | ダニール・メドベージェフ(ロシア) |
4位 | ヤニク・シナー(イタリア) |
5位 | アンドレイ・ルブレフ(ロシア) |
6位 | ステファノス・チチパス(ギリシャ) |
7位 | アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) |
8位 | オルガ・ルーネ(デンマーク) |
9位 | ホベルト・フルカチュ(ポーランド) |
10位 | テイラー・フリッツ(アメリカ) |
女子シングルス
イガ・シフィオンテク(ポーランド)
アーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)
大坂なおみ(日本)
イガ・シフィオンテクさんは2023年ランニング1位の選手で22歳の若さで公式戦37連勝を挙げた安定感のある選手です。
2023年全豪優勝者アーニャ・サバレンカさんの連覇なるか。
大阪なおみさんが2024年全豪オープンに出場するとのことで復帰戦に注目です。
全豪オープンテニスは波乱が多いと言われています。
今年も無名の選手が活躍して2024年に飛躍する選手を見つけることが出来れば1年間楽しくテニス観戦でるのではないでしょうか。
女子テニスWTAランキングTOP10(2023年11月)
順位 | 選手名 |
1位 | イガ・シフィオンテク(ポーランド) |
2位 | アーニャ・サバレンカ(ベラルーシ) |
3位 | ココ・ガウフ(アメリカ) |
4位 | エレーナ・ルバキナ(カザフスタン) |
5位 | ジェシカ・ペグラ(アメリカ) |
6位 | オンス・ジャバー(チュニジア) |
7位 | マルケタ・ボンドルソバ(チェコ) |
8位 | カロリーナ・ムチョバ(チェコ) |
9位 | マリア・サカーリ(ギリシャ) |
10位 | バーボラ・クレイチコバ(チェコ) |
日本人選手
日本人男子シングルスATPランキング(2023年11月)
順位 | 選手名 |
48位 | 西岡良仁(日本/ミキハウス) |
75位 | ダニエル太郎(日本/エイブル) |
98位 | 綿貫陽介(日本/フリー) |
136位 | 望月慎太郎(日本/IMG Academy) |
144位 | 島袋将(日本/有沢製作所) |
356位 | 錦織圭(日本/ユニクロ) |
織圭選手は現在ケガのリハビリ中でTOPツアー復帰を目指しています。2024年に復帰して活躍を期待したいです。
日本人男子ダブルスATPランキング(2023年11月)
TOP100以内は 73位 マクラクラン勉(日本/イカイ)の一人ですが、2018年 全豪ダブルスベスト4の実力者です。
日本人女子シングルスWTAランキング(2023年11月)
順位 | 選手名 |
92位 | 日比野菜緒(日本/ブラス) |
127位 | 本玉真唯(日本/島津製作所) |
187位 | 坂詰姫野(日本/橋本総業ホールディングス) |
198位 | 内島萌夏(日本/安藤証券) |
302位 | 岡村恭香(日本/橋本総業ホールディングス) |
692位 | 小池愛菜(日本/Team REC) |
日本人女子ダルスWTAランキング(2023年11月)
TOP100に以下の選手が入っています。
順位 | 選手名 |
12位 | 青山修子(日本/近藤乳業) |
14位 | 柴原瑛菜(日本/橋本総業ホールディングス) |
27位 | 加藤未唯(日本/ザイマックス) |
49位 | 穂積絵莉(日本/日本住宅ローン) |
50位 | 二宮真琴(日本/エディオン) |
女子ダブルスは上位進出が期待できる種目ですので注目です。
車いすテニス
男子車いすテニス小田凱人さんと女子車いすテニス上地結衣さんに注目です。
小田凱人さんは、車いすテニス2023年世界ランク1位で全仏、全英で優勝しています。
上地結衣さんは女子車いすテニスのグランドスラブの常連で2023年の全仏優勝、全米準優勝しています。
2024年の決勝戦で二人の姿が見れるといいですね。
全豪オープンテニスの歴史
全豪オープンテニスは、1905年に創設された世界最古のテニス大会です。当初は芝コートで行われていましたが、1988年からハードコートで行われています。
過去10年のシングルス優勝者と準優勝者
男子シングルス優勝者と準優勝者
年 | 男子シングルス 優勝者 | 男子シングルス 準優勝者 |
2014年 | ノバク・ジョコビッチ(セルビア) | ラファエル・ナダル(スペイン) |
2015年 | スタニスラス・ワウリンカ(スイス) | アンディ・マリー(イギリス) |
2016年 | ノバク・ジョコビッチ(セルビア) | アンディ・マリー(イギリス) |
2017年 | ロジャー・フェデラー(スイス) | ラファエル・ナダル(スペイン) |
2018年 | ロジャー・フェデラー(スイス) | マリン・チリッチ(クロアチア) |
2019年 | ノバク・ジョコビッチ(セルビア) | ラファエル・ナダル(スペイン) |
2020年 | ノバク・ジョコビッチ(セルビア) | ドミニク・ティーム(オーストリア) |
2021年 | ノバク・ジョコビッチ(セルビア) | ダニール・メドベージェフ(ロシア) |
2022年 | ラファエル・ナダル(スペイン) | ダニール・メドベージェフ(ロシア) |
2023年 | ノバク・ジョコビッチ(セルビア) | ステファノス・チチパス(ギリシャ) |
女子シングルス優勝者と準優勝者
年 | 女子シングルス 優勝者 | 女子シングルス 準優勝者 |
2014年 | 李娜(中国) | ドミニカ・チブルコバ(スロバキア) |
2015年 | セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ) | マリア・シャラポワ(ロシア) |
2016年 | アンゲリク・ケルバー(ドイツ) | セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ) |
2017年 | セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ) | ビーナス・ウィリアムズ(アメリカ) |
2018年 | キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク) | シモナ・ハレプ(ルーマニア) |
2019年 | 大坂なおみ(日本) | ペトラ・クビトバ(チェコ) |
2020年 | ソフィア・ケニン(アメリカ) | ガルビネ・ムグルサ(スペイン) |
2021年 | 大坂なおみ(日本) | ジェニファー・ブレイディ(アメリカ) |
2022年 | アシュリー・バーティ(オーストラリア) | ダニエル・コリンズ (アメリカ) |
2023年 | アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ) | エレーナ・リバキナ (カザフスタン) |
歴代優勝者
全豪オープンの歴代優勝者には、以下のような選手が挙げらます。
男子シングルス
選手名 | 優勝回数 |
ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 現役 | 10回 |
ロジャー・フェデラー(オーストラリア) | 6回 |
ロイ・エマーソン(オーストラリア) | 6回 |
ケン・ローズウォール(オーストラリア) | 4回 |
アンドレ・アガシ(アメリカ) | 4回 |
ジャック・クロフォード(オーストラリア) | 4回 |
女子シングルス
選手名 | 優勝回数 |
マーガレット・スミス・コート(オーストラリア) | 11回 |
セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ) | 7回 |
ナンシー・ウィン・ボルトン(オーストラリア) | 6回 |
ダフネ・アクハースト(オーストラリア) | 5回 |
モニカ・セレシュ(アメリカ) | 4回 |
シュテフィ・グラフ(ドイツ) | 4回 |
イボンヌ・グーラゴング(オーストラリア) | 4回 |
全豪オープンの大会記録
男子シングルス最年少優勝 | ケン・ローズウォール(オーストラリア) | 18歳2か月(1953年) |
女子シングルス最年少優勝 | マルチナ・ヒンギス(スイス) | 16歳6か月(1997年 |
男子シングルス最年長優勝 | ケン・ローズウォール(オーストラリア) | 37歳2か月(1972年) |
女子シングルス最年長優勝 | セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ) | 35歳4ヶ月(2017年) |
男子シングルス最多優勝 | ノバク・ジョコビッチ(セルビア) | 10回(2023年) |
女子シングルス最多優勝 | マーガレット・コート(オーストラリア) | 11回(1970年) |
全豪オープンテニスのルール
セット制で行われ、各セットは6ゲーム制です。
セット数
全豪オープンは、男子シングルスは5セットマッチで先に3セットを先取すれば勝利、男子シングルス以外の女子シングルス、男女ダブルス、ミックスダブルス、車いすテニスのシングルス、ダブルス、ジュニアのシングルス、ダブルス、混合ダブルス試合は3セットマッチで先に2セットを先取した方が勝利です。
1セットは先に2ゲーム以上離し6ゲーム先取すればセット取得です。
ゲーム数が6対6になるとタイブレークになります。先に7ポイントを2ポイント離し先取するか、7ポイント以上になると2ポイント離すまで続きます。
ポイント制
1ゲームは、4ポイント先取で獲得します。1ポイントをテニスは15,30,40、ゲームとコールされます。
シングス戦は、アドバンテージ制で40対40になるとジュースとコールされジュースになると2ポイント連取しないとゲーム取得になりません。 ジュースからポイントを取得するとアドバンテージとコールされ、アドバンテージからポイント取るとゲームになります。アドバンテージから相手がポイントを取るとジュースに戻り、2ポイント連取するまで続きます。
ダブルスではノーアドバンテージ制で行われます。1ゲームは先に4ポイントを先取すれば取得で、最大7ポイントで決着がつきます。
最終セットタイブレークルール
ゲームカウントが6-6になった場合、タイブレークが行われますが最終セットのタイブレークは、10ポイント先取で獲得します。ただし、両者の得点が9-9になった場合は、2ポイント差がつくまで続きます。
2019年までは、全豪オープンの最終セットは、ゲームカウントが6-6になった場合、2ゲームの差がつくまで試合が行われるアドバンテージセット制が採用されていました。しかし、タイブレーク制を採用することで、試合の決着がより早くつくようになり、選手の負担軽減にもつながるとの判断から、2019年からタイブレーク制が採用されるようになりました。
全豪ヒートポリシールール
全豪オープンは、オーストラリアの夏真っ盛りに開催される大会です。そのため、気温や湿度が高くなると、選手の健康に配慮して、試合を中断することがあります。
中断された試合は、翌日以降に再開されます。
オフコート・コーチング
コーチ席からのコーチングが可能となるオフコート・コーチングも採用されています。
全豪オープンテニスの会場
全豪オープンの会場は、メルボルン・パークです。メルボルン・パークは、メルボルン中心部から約15kmに位置する広大な公園です。全豪オープンの他にも、様々なスポーツ大会やイベントが開催されています。
メルボルン・パークには、全豪オープンの試合が行われるコートが26面あります。そのうち、センターコートであるロッド・レーバー・アリーナは、収容人数が15,000人を超える世界最大級の屋根付きテニスコートです。
ロッド・レーバー・アリーナの他にも、マーガレット・コート・アリーナやヒュー・マセック・アリーナなどの大型コートがあります。
マーガレット・コート・アリーナは、ロッド・レーバー・アリーナに次ぐ収容人数を誇るコートです。2015年に開閉式屋根が設置され、天候に左右されずに試合を観戦できるようになりました。
ヒュー・マセック・アリーナは、2000年に建設された屋根付きコートです。収容人数は約10,000人です。
大会日程(スケジュール)
日程:2024年1月14日(日)~1月28日(日)
シングルス準決勝は女子が1月25日(木)、男子が1月26日(金)、 シングルス決勝は女子が1月27日(土)、男子が1月28日(日)に行われます。
男子シングルス(予定)
1回戦 | 1/14(日) ~ 1/16(火) |
2回戦 | 1/17(水) ~ 1/18(木) |
3回戦 | 1/19(金) ~ 1/20(土) |
4回戦 | 1/21(日) ~ 1/22(月) |
準々決勝 | 1/23(火) ~ 1/24(水) |
準決勝 | 1/26(金) |
決勝 | 1/28(日) |
女子シングルス(予定)
1回戦 | 1/14(日) ~ 1/16(火) |
2回戦 | 1/17(水) ~ 1/18(木) |
3回戦 | 1/19(金) ~ 1/20(土) |
4回戦 | 1/21(日) ~ 1/22(月) |
準々決勝 | 1/23(火) ~ 1/24(水) |
準決勝 | 1/25(木) |
決勝 | 1/27(土) |
男女ダブルス・ミックスダブルス決勝(予定)
ミックス決勝 | 1/26(金) |
男子ダブルス決勝 | 1/27(土) |
女子ダブルス決勝 | 1/28(日) |
男女車いすシングルス・ダブルス決勝(予定)
男子車いすダブルス決勝 | 1/26(金) |
女子車いすダブルス決勝 | 1/26(金) |
男子車いすシングルス決勝 | 1/27(土) |
女子車いすシングルス決勝 | 1/27(土) |
賞金とポイント
2023年度賞金とポイント
賞金総額 76,500,000(オーストラリアドル)(2023年)
男女シングルス賞金とポイント(2023年)
賞金(豪ドル) | 男子ポイント | 女子ポイント | |
優勝 | 2,975,000(豪ドル) | 2,000 | 2,000 |
準優勝 | 1,625,000(豪ドル) | 1,200 | 1,300 |
ベスト4 | 925,000(豪ドル) | 720 | 780 |
ベスト8 | 555,250(豪ドル) | 360 | 430 |
4回戦 | 338,250(豪ドル) | 180 | 240 |
3回戦 | 227,925(豪ドル) | 90 | 130 |
2回戦 | 158,850(豪ドル) | 45 | 70 |
1回戦 | 106,250(豪ドル) | 10 | 10 |
男女ダブルス賞金(2023年)
賞金(豪ドル) | |
優勝 | 695,000(豪ドル) |
準優勝 | 370,000(豪ドル) |
ベスト4 | 210,000(豪ドル) |
ベスト8 | 116,500(豪ドル) |
3回戦 | 67,250(豪ドル) |
2回戦 | 46,500(豪ドル) |
1回戦 | 30,975(豪ドル) |
ミックスダブルス賞金(2023年)
賞金(豪ドル) | |
優勝 | 157,750(豪ドル) |
準優勝 | 89,450(豪ドル) |
ベスト4 | 47,500(豪ドル) |
ベスト8 | 25,250(豪ドル) |
2回戦 | 12,650(豪ドル) |
1回戦 | 6,600(豪ドル) |
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